日本と欧米の企業文化の違い
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どうも、海外で8年間生活していたよつぶです。
現在日本の地方で会社を経営していますが、その経営方法や風土などについてはまだまだ模索中です。
昔ながらの日本企業の感じは大嫌いなので、そうはなりたくないですが、完全に欧米企業のスタイルというのも日本の地方では通用しないんじゃないかと思っています。
そこで一旦整理して見直そうって事で、冷静に日本企業のスタイルと欧米企業のスタイルの違いを分析してみようかなーと思います。
日本の企業文化
日本の企業文化ってどんなスタイルって考えてみると、浮かんでくるのは下記みたいな感じですかね。
- 年功序列
- 転職はしない
- 退職金ガッポガッポ
- 昇進は上司に気に入られる&我慢
- 上司が絶対
- 昔のルールや作法にこだわる
- 飲み会強制
- 残業するヤツ=頑張ってるヤツ=出来るヤツ
- 残業強制
- 有給って何?
- 休み少ない
- 仕事>家族&プライベート
- 解雇はほぼない(終身雇用)
- 気合いだ!
なんかマイナスな事ばっかり出てきちゃいました(笑)。必ずしも全ての日本企業がそうではなくて、昔ながらの日本企業の僕の勝手なイメージです。最近はマイナス面も結構改善されつつありますが、まだまだブラックな所は多いそうですね。
特に日本の大手企業で働いている人の話を聞くと、上で述べた特徴がすごく当てはまっていて、まだまだ日本企業も遅れているなーと実感します。
欧米の企業文化
逆に欧米の企業スタイルは日本の真逆を行く所が多いと思います。
- 実力主義
- 転職は当たり前
- 年俸制
- 退職金はない
- 上司にも意見をどんどん言う
- ルールや伝統にこだわらない
- 常に効率の良いやり方を目指す
- 飲み会参加は自由
- 残業するヤツ=出来ないヤツ
- 有給はどんどん取る
- 休みは多い
- 家族&プライベート>仕事
- 実力がないと解雇
- 論理的
これだけ見ると欧米最高だなって思ってしまいますね。ただ、実力主義だったりと厳しい部分も中には含まれています。今の若い人はどっちかっていうと欧米派が多い気がしますが、人によっては日本企業の方が合っているなんて人もいると思います。
日本人は割と安定を求める人が多い傾向にあるので、公務員などが未だに人気があるのはその為です。
日本企業のメリット
あんなにディスっておいてメリットあるの?って感じですが、メリットはもちろんあります。
日本企業のメリットはやはり安定性ですね。一度入ったらよほどの事がない限り解雇はされないので、実力がないとクビにされてしまう欧米企業に比べたら仕事が無くなるリスクは限りなく低いですね。
そして実力にあまり関係なく、長く続ければ実力がなくても昇進する可能性は高く、定年まで働けば退職金もかなりもらえるので老後も安心ってわけですね。
安定志向で時間をかけてコツコツやるタイプの人にはこっちのスタイルが向いていますね。
僕はリスク取るの大好きなギャンブラーでもあり、コツコツやるよりも、近道探して楽をしたい人間なのでこっちのスタイルは向いてないです。
欧米企業のメリット
逆に欧米企業のメリットは実力主義で効率を追い求める所です。
やはり年齢や学歴、経歴に関係なく、実力があるものが上に行くのが会社にとっても一番効率がいいんじゃないかと思います。
そして上司と言えども間違っている場合があるので、そういう時に優秀な部下が遠慮などせずに、直接上司に言える環境も会社にも上司にもプラスになりますよね。
僕はあまり敬語が得意ではないですし、そもそも先輩や年上の人を敬いすぎる風潮の日本社会は好きではないので、平等で自由な感じの欧米企業はすごく魅力的です。
ただ、実力主義なところは若干ビビってしまいますが...(笑)
そしてやっぱり休む所はしっかり休むのは欧米企業の良い所ですね。普通に一ヶ月とか長期休暇で海外旅行行ったりしてますからね。日本だと休めてもせいぜい一週間くらいですかね?
しっかり休んでリフレッシュするから仕事も頑張れるし、旅行や趣味なんかに時間を使う事も人生の経験値を上げてレベルアップするにはもってこいなので、仕事以外でも成長出来て楽しい事に時間をいっぱい使うのは良いと思います。
旅行のメリットは下の記事で
成長したいなら旅行に行くべし。楽しいだけじゃない、旅行のメリット7選!
日本企業のデメリット
やはり日本企業の最大のデメリットは残業や休日出勤の様に働きすぎる所でしょうか。下の記事で詳しく書いていますが、日本は残業をかなりする割には残業をしない他国の企業に比べて生産性がかなり低いです。残業しても生産性低いなんて、効率の悪い仕事をだらだらやっていても何にもならないですよね。
なんでみんなそんな残業するの!?残業が与える悪影響と残業をしない為の方法!
プライベートの時間が少ないと、転職や独立の準備もできず、結局同じ会社から逃げられない状況を作ってしまうので、社員の将来を狭めている事にもなります。
僕は早くから独立の準備をしてたので、残業や休日出勤でその時間が少なくなるのがものすごく苦でした。
さらに、無駄だなと思うのは日本企業の上下関係の厳しさですね。別に少し早く生まれて早く職場に入っただけでその人がすごかったり偉かったりというのはどうかと思います。
本当にすごく人は上下関係に関係なく人々から尊敬されて敬意を払われるので、それをわざわざ風習にして縛るのはどうかと思います。
実際に全然仕事も出来ない人が部下に偉そうな態度を取っている人も多いですし、そういう人を見ると正直かなり腹が立ちます。
飲みの席なんかでも必ず部下が注文したりお酒を注いだりと接待をしないといけないのも無駄ですね。
別にお酒は自分で好きなタイミングで頼めばいいし、注ぐのも自分で注げばいいと思います。
そうゆう事をしているから部下からしたら飲み会は気を使うから楽しくなく、上司と部下の関係も飲み会に行ったら良くなるわけではなく逆効果になってしまう事もあると思います。
こうしてみると日本企業はとにかく効率が悪く無駄な事が多いので、昔からの風習なんかは取っ払って、効率の良いやり方にどんどん変えて行くべきだと思います。
欧米企業のデメリット
欧米企業のデメリットはやはり安定性がない分仕事を失うリスクが高い部分ですね。実力主義な分、実力がない人は切られていってしまう可能性が高いので自分にあったフィールドを見つけられないまま転職を繰り返すなんて事もありえるかもしれません。
自分より年下の人が上司なんて事も全然ありえるので、変にプライドが高い人はかなり難しい世界です。ただそれをやる気に変えて頑張ろうと思えるなら上に行けるチャンスは全然あるとは思います。
そして、日本の様に退職金をいっぱいもらって老後はのんびりなんてのもあまりない会社が多いので、老後のお金は自分で計算して貯めていく必要があります。お金を計画的に貯められない人にとっては、退職した時に相当困りますね。
僕は将来の為に入社1年目からお金を貯めようなんて思えないので、この風習については賛成です。むしろ自分で収入を増やして将来の計画なんて立てなくてもお金には困らないくらい稼いでいたいです。そして退職してのんびりとかはしないと思います。仕事は楽しく趣味みたいなものと思っているのでボケるか死ぬまで続ける気がします。
まとめ
以上日本企業と欧米企業の違いを簡単に比較してみました。やはり僕は欧米企業の方が断然合っているし、効率的だなと思います。
ただ、みんながみんな実力主義で生きていけるわけもなく、安定志向の人もいればチャレンジをいっぱいしたい人もいるので、どっちか一方だけを取るのはそれこそリスクだなって思いました。
日本企業は得に無駄なものはどんどん削ってもいいと思いますが、安定性はメリットでもあるので、そこは会社によって変えていったり、会社の中で部署毎に安定性とチャレンジできる部署に分けたりと臨機応変に対応出来る企業が一番いいんじゃないかなーって思いました。
でも多分僕は最初のうちはチャレンジばっかりしてリスクを取る会社にすると思います。やってみないとわからない事はたくさんあるので、まずはやってみるという精神で突き進んで行きたいなーって思います。
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