空き家を使った短期滞在型シェアハウス経営&運営で苦労したこと
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どうも、よつぶです。
最近自分の会社の事業の一環として、空き家を使った短期滞在型のシェアハウスの経営&運営を始めました。
ただ、初めて見たものの、中々苦労が絶えませんでした。シェアハウスの運営・管理は初めてだったので、未だにあたふたしていますし、ものすごく疲れます。
そこで、今後シェアハウスを運営してみたいって人に、どんな苦労が待っているかを説明しようと思います。僕は完全に準備不足でした。情報が足りてませんでした。
ということで、少しでもこの記事がシェアハウスの運営を始める人の役に立てばいいなと思って書いていこうと思います。あと愚痴と反省も込めて(笑)
なぜ空き家を使った短期滞在型シェアハウスの経営&運営を始めたか
なぜシェアハウスの運営を始めたかというと、今僕が活動している北海道の田舎町では3月〜5月にかけて、ホタテの養殖業務の一環である、「耳吊り」という作業が活発に行われています。
耳吊りについては以下で詳しく説明されています。
この耳吊りの作業で、地元の漁師さんはたくさんの人手を必要とします。しかし、町内の人間だけでは人が足りていないのが現状です。
町外からも連れてこれればいいのですが、短期で住む場所や移動などを漁師さんは手配できないので、町外から来たい人がいても中々呼べない状況でした。
そこで、僕らが耳吊りで短期就労をしたい人の為に、空き家を借りてシェアハウスを運営できれば町外の短期就労社の寮ができると思いシェアハウスの運営を始めたのです。
シェアハウスを運営する家探しの苦労
シェアハウスを始める上ではまず、最初は家を探します。これが田舎でも結構大変です。都市部だとたくさんの候補がありますが、田舎では候補が少ないのです。
ただし、資金もそこまでないので、僕は空き家を狙いました。できるだけ多くの季節労働者が住める大きな空き家。
田舎は意外と空き家が多いんです。これは結構な特権で、東京みたく不動産を通さなくても直接オーナーとかに交渉できるんです。
結局すごくギリギリまでシェアハウス用の家が決まりませんでした。そして、最後はやっぱりコネが大事なんだなということを学びました。
今回は個室が6部屋あり、リビングが2つあるかなり大きな家、というか事務所を借りることに成功しました。しかも本来の4分の1の値段で。
母のコネに頼ってしまいましたが.... お母さん有難う。これからもたくさん頼ります。
やっぱり資金力がない立ち上げたばっかりの会社はコネが本当に大事なんですよ。コネがないと中々生き抜いていけないです。
シェアハウスの家具の準備の苦労
シェアハウスも色々なタイプがありますが、僕が運営しているものは短期契約で2ヶ月、3ヶ月のみの滞在がメインの為、家具は必須でした。そしてこの家具集めが結構大変でした。
いかにお金をかけずに準備するか
やはり資金力がない僕は、できる限り家具にお金をかけたくありませんでした。そこで、できる限り誰かからものをもらう作戦に出ました。
親の知り合いに当たったり、SNSで呼び掛けたりと色々な手段を使っていらない家具を寄せ集めました。
これは、結構苦労はしましたが、相当数のものが無料で手に入ったのですごく良かったです。布団、絨毯、キッチン器具、暖房器具、ソファなどすべて無料で手に入れました。
残りはできる限り中古品や安いお店で揃えました。
どこまで準備するのか
シェアハウスの家具を集める上で結構悩んだのが、どこまでこちらで準備するかです。短期滞在なので、ある程度の家具は必要ですが、揃えすぎるとこちらの負担もでかくなります。
色々と悩んだ上、"生活する上で絶対に必要な家具"と"みんなで共有して使うもの"に焦点を絞って揃えました。布団、暖房、掃除機とかですね。
それ以外の"個人で消費するもの"や、"あったらいいな"というものは自分で用意してもらうことにしました。シャンプーや食材などです。
シェアハウスのルール設定に苦労
シェアハウスは同じ家に複数人の人が暮らします。しかも友達同士ではなくアカの他人です。そうなるとある程度のルールがないと絶対に揉めます。
現に最初は人数が少なかったのでルールなしでスタートしましたが、キッチンの利用時間とか掃除とかで結構もめました。
やはり人それぞれモラルの度合いが違うので、「この程度なら大丈夫」って人がいれば、「これは汚れすぎ」って人もいます。僕は後者です。
なので、騒音やゴミ出し、共有スペースや物の使い方、掃除など、ある一定のルールを決めないとトラブルに発展します。
ただ、これもどこまで詳しく決めるのか線引きが難しいです。自分は全く気にしていなかったことを気にする人が出てきたりするので、運営スタート後に気付かされることもたくさんありました。
相部屋
シェアハウスのタイプによっては相部屋があるところがあります。相部屋とは寝室が2人以上の人と共有になるってことです。トイレとシャワー以外一人の時間がないので僕はきついです。
それでも、"安く済ませたいから"って理由で相部屋でも良いという人は意外と多いです。
しかし、この相部屋を作る問題点として3つほど上がるものがあります。
仕切り
まずは、仕切りを作るかどうか。部屋が狭い場合は難しいですが、広い場合は、カーテン一つでも仕切りを作った方がお互い少しはパーソナルスペースを確保できるのでましです。
僕の運営するシェアハウスでは、リビングに仕切りを作って2人住めるようにしました。天井にカーテンレールをつけてカーテンをつけただけなんですけどね。
これも結局コストがかかってしまうので悩みました。でもトラブルの原因をなくすため、そしてユーザー満足度を上げるために設置しました。
値段設定
次にシェアハウスの相部屋で悩んだのが、値段設定です。個室1人部屋よりは安くしないといけないですが、単純に半額にすると、2人を同じ部屋に入れるメリットがありません。ただ人数増えて管理が辛くなるだけです。
でも、あまり1人部屋と値段が変わらないと入る人も納得してくれないので、丁度良い値段設定が鍵となります。
結構悩みましたが、相部屋は個室より1万円だけ安くしました。
人間関係
最後に相部屋には人間関係も大事です。
シェアハウスを運営していると色々な人に会います。特に僕の経営しているシェアハウスは今7人の人が暮らしているので、性格もバラバラです。
そういった人達の中には、コミュニケーションが上手く取れない人や、他人に少しあたりの強い人などがいるので、組み合わせも大事です。
単に「安く住みたい」って人だけを相部屋に入れるとトラブルになってしまうので、ちゃんとその人の性格や相性も考えてあげないといけないです。
まとめ
今日本でも少しずつ流行ってきている、ルームシェア。他人と一緒に住むことの抵抗がなくなってきていて、かつ安く住めるメリットもあるので、新しくシェアハウスのオーナーになる人も増えてきています。
ただし、なんとなく始めてしまっては僕のように大変な思いをしてしまうので、事前にしっかりと準備が必要です。
僕は他のシェアハウスの運営者の話や記事をもっと読んで対策を練った上で始めれば良かったとすごく後悔しています。
でも今後もシェアハウスで町と産業を活性化できるのなら続けていきたいので、もっともっとシェアハウスの経営&運営ノウハウを勉強していこうと思います。
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