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北海道の田舎町で活動する起業家が気になることをどんどん発信していきます!

公務員(行政)は完全実力主義にすべき!年功序列と給与の安定性がもたらす5つのデメリット


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こんにちは、よつぶです。

僕のメインの仕事は地方活性化事業です。

まだ柱となる事業がないので、可能性があるものは全てに手を出しています。

 

そこで、仕事柄最近すごく町役場の人たちと接する機会が多いのですが、行政の人間と民間の人間ではものすごく仕事に対する意識の違いがあるなと実感しています。

 

まあ、民間と行政では組織の仕組みが全然違うので当然ですが、それでも僕は現在の行政の仕組みについては即刻変えるべきだと思います。

 

正直民間からすると今の行政のスタンスはものすごくやりづらいし、腹が立ちます。そして行政の人(特に若い人)にとっても悪い仕組みが多く存在しています。

 

行政の仕組みで最も直すべきところは年功序列と給与の安定性です。これを撤廃して欧米の企業のような完全実力主義に変えるべきだと僕は思います。

 

今回の記事では、今の行政の仕組み、特に年功序列と給与の安定が招く5つのデメリットを紹介していきます。

 

 

無能な上司

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大抵どこの組織を見ても無能な上司は存在しますが、年功序列な組織、特にお役所では多く見かけます。

 

これは、実力ではなく、働いた年数に応じて昇進していく古い制度のせいで、力もない人がどんどん上に行ってしまうから起きてしまうのです。

 

公務員の経験がある人はもちろん、年功序列の企業を経験した人もこうした能力のない上司は多く見てきたと思います。

 

無能で能力のない上司が多くいればいるほど組織は上手く回らなくなるものです。そのせいでは無駄に残業ばかりしている公務員が多いのはかわいそうです。実際に僕の友達の公務員も毎晩遅くまで残業しています。

 

押さえつけられる若い才能

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年功序列制度がある限り、どんなに優秀な人でも若いうちは重要なポジションにはつけません。能力がある人も他の凡人と同じようにただひたすら待つしかないのです。

 

それでも中には若いうちから上司に逆らい実力で成上ろうとする公務員も存在します。ただし、そう行った人たちは大抵上の人から押さえつけられます。無能な人たちからです。

 

パワハラ・セクハラは当たり前で、様々な嫌がらせで邪魔してきます。昇進の邪魔もしてくることから大抵は自分の将来を考えてそう行った能力のある人も抵抗をやめてしまうのです。

 

この前、友達と飲んでいて、1人の自営業の友達が公務員の友達に向けて「自分の意見はなんと言われようとも主張し続けろよ」と言いました。もちろん公務員は反論しましたが、僕には両方わかります。上の圧力に屈して欲しくないのはもちろんあるし、それが理想です。でも現実的に家族がいて将来公務員として続けていきたいならあまり無理して主張し続けると色々と障害がありすぎるのです。

 

そういった意味でも、公務員の年功序列制度は若い才能を潰してしまう制度なのです。

 

民間と行政の埋まらない溝

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最近仕事をしていると、役場の人間と、民間の人間での口論がものすごく目につきます。毎回すごく揉めるんです。

 

最初、僕は中立の立場で物事を見ていましたが、僕も中心の立場になるといつのまにか役場相手に怒っていました。

 

行政と民間の間には深い溝があり、なかなか両者は分かち合うことができないのが現状です。日本のどこの自治体を見てもこの溝は確認できます。逆にこの溝をできるだけ埋めて上手く協力している自治体は成功しています。

 

これはお互いの立場が違いすぎることはもちろん、役場の保守的な態度もかなり影響してきます。

 

僕が役場に地域活性化のイベントの提案をした時は、「補助金はもらえればいいけど無理なら全然いいや」というノリで説明したのですが、なぜか「どうせ補助金目当てなんでしょ」と思われていました。

 

そうゆう役場の姿勢はとても腹が立ちますし、物事が全然スムーズに進まなくなります。こうしていつも民間と行政の間では口論に発展してしまうのです。

 

リスクを恐れて現状維持

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公務員(特に役場などの役所)の特徴として、何かをする時は常にリスクを回避し現状維持に徹するという傾向があります。

 

なので、何か新しいことができるチャンスがあっても、それに少しでもリスクが伴うと、まずやりません。リスクが限りなくゼロにならない限り現状維持です。

 

僕は今活動している田舎町の役場に、地域活性化のイベントの立案をしています。それはこれまでにない、地元の漁師の技術を競う大会で成功すれば全国的に有名になれると信じています。役場もこのイベントの可能性には納得してくれましたが、リスクがあるので一回目は可能な限り民間だけでやり、成功したら2回目以降は役場もお金を出して参加したいとはっきりと言ってきました。

 

これは正直に言えば、ただのいいとこ取りなのでかなり腹が立ちましたが、行政とはやはりそうゆうものなのです。

 

年功序列で給与もそれに比例して安定しているため、何か新しいことにチャレンジをして成功したとしても、昇給や昇格など直接的な恩恵は一切受けられないのです。ただし、もしチャレンジして失敗した時はその責任は取らされますので、チャレンジすることはリスクでしかないのです。

 

これは本当に公務員の仕組みがチャレンジをできなくさせているのです。

 

とにかくスピードが遅い

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最後に、行政(公務員)はとにかくスピードが遅いです。仕事柄、行政と一緒に事業を進めることもありますし、行政を通さないと自分の事業が進まない時も多々あります。

 

そういった場合は常にあっちで止まることが多いです。

 

例えば、共同事業の企画書を僕が作った時も、あっちの内部での確認に2週間もかかったりします。

 

今僕はふるさと納税の体験型返礼品を扱っているのですが、それをネットに掲載するまでに4ヶ月もかかりました。これも基本的には行政待ちな状態が多かったり、質問や指摘が一度ではなくバラバラに時間を変えてきたりしたからです。

 

とにかく、役場はスピードというものをそこまで意識していないんじゃないかと思います。スピードに関する危機感だけは全くないと思っています。

 

それはやっぱり急いで失敗するよりも、ゆっくり討論して間に合わなければキャンセルしてリスク回避すればいいといった考えがあるのかもしれません。

 

まとめ

以上、公務員の今の仕組みだと周りも本人たちにもデメリットはたくさんあるということを紹介してきました。

 

もちろん、今までは今の仕組みで上手くいってきたから続いているのは認めます。ただし、その仕組みが段々と時代に合わなくなってきているんじゃないでしょうか。

 

企業も元々行政と全く同じ仕組みですが、グローバル化が叫ばれている中、実力主義にして若い経営者が増加している企業もたくさん出てきました。

 

行政もそろそろ時代にあった仕組みに変更するべきだと思います。大阪の橋下元市長が同じことを言っていてかなり共感しました。

 

世間に声が届く人がもっと公務員の制度変更について言及していって欲しいです。