地方創生は紫波町から学べ!「町の未来をこの手でつくる紫波町オガールプロジェクト」
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どうも、田舎に溶け込んでいるよつぶです。
最近、地元の町のみんなと町に欲しいものや将来について話す機会がありました。田舎でもこうやって意識を高く持って変えていこうって思えるのはすごいなと実感しました。
僕も今後地元の発展に関わる事業をしたいと思っていたので、他の町での成功体験を学ぼうと思い、猪谷千香さんが書いた「町の未来をこの手でつくる紫波町オガールプロジェクト」という本を読んだので紹介しようと思います。
この本は、岩手県紫波町という町で行われた「オガールプロジェクト」という革新的な地方創生プロジェクトのことについて紹介している本です。
オガールプロジェクトは、従来の補助金を使った町が主導の地域活性化事業ではなく、民間と町が一緒に企画から運営まで共同し、特定部門では民間主導で行っていく新しいスタイルの公民連携プロジェクトになります。
今では全国から注目されるオガールプロジェクトについて少しだけ紹介していこうと思います。
補助金に頼らない
オガールプロジェクトの大きな特徴の一つは、補助金に頼らない地域活性化事業ということです。
従来の地域活性化事業は国や町の補助金を目一杯使って、施設や公共事業を進めるといったものでしたが、オガールプロジェクトでは、補助金に頼らず、銀行から融資してもらったり、民間事業で得た利益で回していくなど、革新的な内容でした。
公民共同事業
2つ目の大きな特徴は、オガールプロジェクトを町だけでなく、民間も積極的に参入したことです。特に企画段階から民間が大きく参入したことが成功の鍵だったとも言われています。
従来の町は、ただ公共施設や商業施設を作ればなんとかなると考えていたケースが多くありました。民間企業からすると町は儲ける方法や上手く運営していく方法を知らなかったと言えます。
そこで、企画段階から、どうやって利益を出すのか、どうやって数年、何十年先まで運営させていくかを民間主導で一緒に考えることで、採算の取れる成功事業となったのです。
政府より先に動いた
そして、オガールプロジェクトの凄い所は、どこよりも先に動いたことです。
今ではみんな知ってる「地方創生」という言葉がありますが、それは政府が地方消滅と東京一極集中に危機感を感じて最近掲げたからですが、オガールプロジェクトは政府が動く前からすでに動いていました。
オガールプロジェクトを考えて進めた紫波町の元町長や関係者達は先見の明があったと言えますね。
まとめ
オガールプロジェクトの結果や中身だけ見ると、「なんて素晴らしいプロジェクトなんだ!」と思いがちですが、成功するまでに様々な苦悩や壁を乗り越えてきているのも事実です。
「町の未来をこの手でつくる紫波町オガールプロジェクト」では企画段階や運営段階での苦労や壁、そしてどう乗り越えていったかを詳しく書いています。
他の自治体で活性化事業をやる上で非常に参考になる本だと思います。
「自分の住んでいる町や故郷の町を良くしたい!変えたい!」って思っている方にはオススメの一冊です!
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